トーキョーフタリノベ

夫婦で築50年の狭小マンションに引越し。激安セルフリノベとほぼ日手帳とねこと東京の日々

面白くていろいろ考えさせられるドラマ「下北沢ダイハード」

スポンサーリンク

テレビ東京で2017年の夏の深夜ドラマとして放映された「下北沢ダイハード」。

遅ればせながらアマゾンプライムで見ています。

ストーリーはとても面白いのですが、見ていて切ないというか考えさせられることが多い作品です。

特に「第10話 悪魔にとり憑かれた女」は沁みました。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

私はロック都市伝説がとても好きなので、ジャニスジョプリンやジミヘンドリクス、ブライアンジョーンズやジムモリソンやカートコバーンなど偉大なミュージシャンたちが27歳で他界し伝説になったという話が大好物なんです。

「第10話 悪魔にとり憑かれた女」は、それをモチーフにしたお話で、39歳でインディーズシーンでライブ活動をしているバンドがやっと人気が出始めて下北沢の「ろくでもない夜」(キャパ100人ちょっとくらいの小さめのライブハウスです)で、ワンマンライブを開催するという話でした。

毎回このドラマはバーのママに扮した小池栄子が冒頭で、古田新太と会話をしてから本編に入っていくのですが、そこで

「27歳じゃ、成功どころかまだまだ夢見ている最中の人がほとんどだものねえ。」

というセリフが登場するんです。

でも、古田新太が27歳の時には、劇団に興味のないし全然詳しくない私でも存在を知っていたし、小池栄子なんてグラビアとバラエティから女優の道も開け始めて超活躍していた…

「第7話 手がビンになった男」はヨーロッパ企画の上田さんが脚本を書いていて、売れない小劇団の男を佐藤隆太が演じるのですが、劇団に興味のない私でもヨーロッパ企画っていうすごい劇団が京都に出てきたらしいという話は、上田さんが劇団を旗揚げしてすぐ耳にしたし、佐藤隆太だってIWGPで若い頃から見てたし。

27歳の時には、あれやこれやを成し遂げてたなあと。

「首都圏だけで約4000の劇団があると言われています」と佐藤隆太演じる男はいうのだけれど、私が知っている劇団って古田新太が所属している「劇団新感線」と、くだんの「ヨーロッパ企画」、クドカンの「大人計画」くらい。

4000ある劇団の内の3997個は全く知らんのです。

 

ちょっと話はかわりますが、mixiやSNSというものができるまでは、私のまわりはミスチルかドリカムかB'z聴いてるか、SMAPのファンという人が大多数で、音楽や映画、本が好きな人っていうのはほとんどいなかった。

わずかな、ミッシェルガンエレファントやフラカンが好きっていう人とグループを作っていました。

そんなめったにテレビも出られない、出ても深夜の枠しか出ないような人聴いてどうするの?みたいなことをミスチルファンの友達に言われたりとかもしたし、私はマイノリティーだと思っていたし、マイノリティーだったし、それを誇りに思っているようなところもあったような気がします。

私は現在アラフォーで、10年ほど前からインディーズバンドのライブを観に行くようになり、好きなバンドがたくさんできました。

今はSNSが発達して、インディーズバンドの人と知り合ったら、フォローしあって、その友達がフォローしてきてそれをリフォローしてっていうのを繰り返すと、私のまわりは界隈のインディーズバンドマンとそのファンだらけになっていました。

そうなると、マイナーだと思っていた、ミッシェルガンエレファントやフラカンは超メジャーで、メジャーすぎて口に出すのも恥ずかしいくらいメジャーな存在で、あのバンドはFMラジオで曲をかけてもらったんだってすごいねとか、あのアーティストは最近人気が出てきてライブに毎回お客さんが20人入るらしいよすごいねとかそういう話になっていたことに気がつきました。

新聞もとらなくなって、テレビもあまり見なくなり、私のリアルタイムで飛び込んでくる情報はSNSが中心となっていて、いつの間にかワンマンで200人キャパのライブハウスをソールドアウトしたら天下取ったなとか思うようになっていました。

下北沢ダイハードを見ることにより、今の自分を俯瞰してみることができて、ハッとしました。

私の大好きなバンドは世間の人からしたら、私の全く知らない首都圏に4000もあるという劇団と同じなのかもしれないと気付かされました。

私や私のまわりのお友達が熱烈に支持しているだけで、高校時代のクラスメイトや旦那の職場の人たちは知らないのだということを忘れてしまっていました。

冷静に考えたら、斉藤和義のファンになった時に「こんなに素敵な音楽なのに、IMPホール(キャパ1000人くらい)でしかできないなんて」と腹立たしかったことを思い出しました。

だから何だと言われたらそれまでなのですが、冷静に客観的に見られてなかったなとつくづく痛感したのでした。

だからと言って、今好きな音楽を嫌いになるということもないし、これからも好きな音楽を聴いていくんだけれど。

あらあらかしこ

 

下北沢ダイハード DVD BOX(5枚組)

下北沢ダイハード DVD BOX(5枚組)

 

 

追伸:チームナックスとワハハ本舗もあるなぁと思い出しました。